AGEとお口の関係性

火曜日のAGE無料測定会を終えて…気づいたことを書かせていただきます。 お口の中で、虫歯はミュータンス菌、歯周病はラクトバシラス菌が原因と言われています。 しかし、それはお口の表面で起こっていることなのです。 今回私が着目したのは、歯周病に関してです。 「歯周病になると、歯茎の炎症が原因で、歯肉が腫れ上がり、中の歯槽骨が下がって、歯を支えられなくなる。」 というのは、皆さんもCMでよく見ていることだと思います。 だから、〇〇歯磨きで歯を磨きましょう！と。 しかし、歯肉が腫れ上がり、中の歯槽骨が下がってくる！というのはかなり重度な状態です。 そして、歯槽骨は1度下がって(減って)しまうと戻らない骨でもあるのです。 (歯槽骨を戻すための手術もありますが…実際、もとあった高さまで戻すのは至難の技なのです) AGEは、「糖がタンパク質に結びついて起こる焦げ」が原因と言われる老化現象です。 タンパク質にコラーゲン。 お口の中、歯肉も骨もありますね…タンパク質にコラーゲン。 昨年12月のセミナーと、今回の測定会で、当院の患者さんでAGEを測って頂いた患者さんのレントゲンを見直してみました。 すると明らかに、 😄AGEの低い方(実年齢より体内年齢の若い方)は、充分な歯肉と歯槽骨の高さがあり、 AGEの高い方(実年齢より体内年齢の老けている方)は、同年齢の健康な方より歯肉も低く歯槽骨も低い ことがわかりました。 来月以降も、月に1度で「AGE無料測定会」を行って参ります。 歯科医の私としましては、「AGE＝見た目年齢」と言うものありますが… 「お口の年齢にも関係性がある」ということに興味を持って頂けたら嬉しいです。 「70歳まで28本の歯」を残して、そして…「80歳まで20本」 一生、自分の歯で美味しいものをよりも美味しく食べて健康を維持して頂けたらと思います。